おうちホームステイ、ビジネス通訳の体験記

テレビ電話できるおうちホームステイを体験

ブロークンイングリッシュを学びたい / テレビ電話できるおうちホームステイを体験 / 生涯忘れないであろうベニーとの会話 / おうちホームステイの効果はあるのか?

イメージで語るなら「退役した傭兵/軍人」だろうかな。
さて、閑話休題はさておき、ベニーはとりあえず英語で喋ろや、と言い出している。
内容は何です、と問うと「酒場で初対面と盛り上がる感じで」と来た。
一発芸か…それともスパルタか…そんなこんなあって、背広組の会話と元制服組の会話を数分続けたのちに、ベニーは唐突に口を開いた。
「お前、ビジネスマンだろ?そこまでの英語力があるなら担当替えなりやめるなり…あるんじゃないのか?」と。
そうではない、と私は反論した。
私はビジネス英語は自信がある。
だが、戦争映画や傭兵ものなんかに出てくるスラングの山のような英語はどうにも、理解はできるし納得もできるが実感ができないんだ。
自分で戦地に行く勇気はないが、せめてその心理に近づきたいと思ってこれに申し込んだ。
だが些か不愉快な理由だったかな?、と。
数秒の沈黙の後彼の顔が変わった。
意外なことに実に楽しそうというかな、羨ましそうというかな、名状しがたい顔で笑っていた。
「そいつァ実にいい理由だ、少なくとも俺ァそう思う。
自分のしたいことをするため、これ以上の理由はない。
」彼はフォア・ローゼスを流し込みながら言葉を継いだ「俺ァな、兄さん。
つまるところ選択肢がなかったんだよ。
生まれた時から隊長のために、成人してから閣下のために、去年までは国のためにってなぁ」彼はずっと背負いつづけてきたんだ。